約2年の留学を終えて、日本に帰ってきた。
すたば製薬だ。
今回は、この2年間の留学生活について、自分なりの振り返りを書いていきたいと思う。
初めて記事を読む人はぜひこの記事を読んでほしい。
正直、この2年間を一つの記事にするのは難しいので、何回かに分けて書いていきたいと思う。
私の経験が以下の人たちの参考になれば幸いだ。
- キャリアで悩み始めている社会人
- 海外挑戦したいが一歩踏み出せない社会人
- コープ留学を考えている学生、社会人
もちろん、興味本位でも、こんな20代の現役MRがいるのかとそんな気持ちで読んでくれても嬉しい。
2年間のスケジュール
最初にスケジュールだが、簡単にまとめるとこんな感じだ。
- 語学学校(4ヶ月)
- 専門学校カレッジ(6ヶ月)
- 就職活動(4ヶ月)
- インターンシップ(8ヶ月)
当初は1年半の留学の予定であったが、インターン先がなかなか見つからず、就職活動に予想以上に時間がかかかってしまった。
それではそれぞれを詳しく紹介していこう。
語学学校(4ヶ月)

カナダに到着して最初の4ヶ月は語学学校に通い、ひたすら英語の勉強をした。
留学前からTOEICの勉強、オンライン英会話などで勉強していたこともあり、クラス分けテストでは一番上のクラスに振り分けられた。
クラスは10人くらいの生徒で構成され、割合としてはこんな感じ。
- 日本人・・・40%
- アジア系(韓国、台湾など)・・・30%
- 南米系(メキシコ、コロンビアなど)・・・20%
- ヨーロッパ系(スペイン、イタリアなど)・・・10%
日本人が多いのはおそらくどこの学校も同じで、やはり日本人の少ない環境に身を置くのは難しかった。
学校は朝9時〜昼2時だったため、正直学校が終わってからが暇すぎた。
もちろん外国人の友達と遊びに行ったりもしたが、金銭的にも勉強的にも毎日遊んでいる余裕はない。
学校が終わってから、空き教室でその日の復習とシャドーイングを居残りで行った。
その甲斐あって、この4ヶ月で英語は着実に成長したと感じる。
専門学校カレッジ(6ヶ月)

語学学校を卒業し、カレッジ(日本でいう専門学校)に6ヶ月通った。
FITTという海外貿易に関するビジネスプログラムであり、資格取得に向けた授業を始め、会計、法律、マーケティングなどの授業もあった。
授業は全て英語で、生徒同士のディスカッションや、プレゼンなども全て英語だ。
特に英語でのプレゼンは緊張感を持ってできる機会など中々ないため、良い経験だった。
またFITTの資格試験にも無事合格し、カレッジでの最低限ノルマは達成できた。
就職活動(4ヶ月)

カレッジを卒業し、インターン先を探すため、就職活動をした。
留学前、エージェントや学校側からは、ある程度インターン先を斡旋してくれるという情報をもらっていた。
しかしそれはあまりにも酷いものであった。
基本的にインターンはカレッジで学習した内容に付随する仕事内容とされるため、私の場合は海外貿易となる。
しかし学校側から紹介された仕事内容は
- 倉庫のパッキング
- カジノディーラー
- レストランスタッフ
などなど意味のわからないものばかりであった。
そのため私は自ら就職活動をして、なんとかインターン先を見つけることができた。
周りの日本人学生を見ていると、大学生や社会人経験のない大学卒業したばかりの人が多く、インターンを見つけられず日本に帰国する人も少なくなかった。
インターン(9ヶ月)

私がインターンで採用していただいたのは現地の日本酒を扱う企業。
就活中、色々な職種に応募したが、私が日本人である以上、
- 日本製品に関する仕事
- 自分の経歴(MRとしての経験)を活かせる職種
でなければ相手にされないことが多かった。
そんな中、ご縁があったのがその日本酒を扱う会社であり、インターンという期間限定での営業担当者として採用いただけた。
主な業務内容としては
- 市場調査(他社製品の納入状況確認、ライセンス所持の確認etc…)
- 営業活動(アポ取得、試飲会の案内、サンプル提供etc…)
- 日本酒イベントの運営(顧客への商品紹介、試飲提供etc…)
MRの営業活動や講演会活動に近い部分もあり、商品は違うものの、本質的なところは似ているような気がした。
またインターンについても新しい記事を書く予定だが、今回MR以外の営業を海外で経験して感じたことが一つある。
それは、営業としての本質は海外共通ということである。
文化や商習慣などの違いはあれど、人と人とのコミュニケーションを通して行われ、人としての信頼が大切なのかもしれない。
もちろん例外もあるし、一概には言えない。
ただ、このインターンを通して、学べたことは本当に多かった。
カナダでの2年間

今回は私のカナダ留学の2年間を簡単に紹介した。
一つの記事では書ききれないため、これからも色々なテーマでカナダでの2年間を記事にしていきたいと思う。
興味があれば引き続き読んでくれると嬉しい。
それではまた。



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