今回は、2年間のカナダ留学を経て得た成果と学びについて書いていきたいと思う。
成果と学び、今回はこれらをまとめて4選にした。
2年間で得た自分なりの知見、最後まで読んでくれると幸いだ。
英語力の向上

まず最初は、英語力の向上である。
これは言うまでもないが、留学をする上で最重要項目だろう。
しかし、私が言いたいのは生きた英語力である。
留学前、日本でもオンライン英会話やTOEICなどそれなりに英語は勉強しており、意思疎通には問題ないレベルの英語力はあった。
カナダで得られたのは、生活の一部としての英語。
勉強として取り組む英語とはまた違う感覚である。
特に私はカナダでも営業として働いていたので、顧客とのコミュニケーションはまさに教科書では学べない生きた英語であった。
生きた英語の定義が少し難しいが、私が思うに、それは波長のようなものの気がする。
英語も日本語もコミュニケーションの手段であり、その中にテンポや間といった複雑さが加わってくる。
それらが心地よい波長になることでコミュニケーションが円滑になるイメージだ。
この生きた英語は、やはり日本では学ぶことが難しく、留学でこそ得られた成果だろう。
異文化の理解

続いて、異文化の理解だ。
これもまた留学での王道だろう。
特にカナダは移民大国ということもあり、とてもダイバースな環境であった。
アジア系、ラテン系、ヨーロッパ系、インド系、アフリカ系、、、、、
様々な人種がいることで、街には様々な文化が溢れている。
ほぼ毎月どこかしらの国や人種の祭りがあり、日本では触れることのなかったであろう文化に触れる機会は多かった。
そしてこの多種多様な環境こそが次の考え方に繋がってくる。
相手に期待しない考え方

続いて、相手に期待しない考え方だ。
正直、これは日本で生活してても気付くことができる考え方であり、なんなら自己啓発本にたまに書いてある。
しかし私の場合は、少し自己啓発本に書かれている内容とは違った角度からの気づきだった。
というのも、先ほど書いたように、カナダは移民大国であり、ダイバースな環境である。
つまり、文化の違う人種と共に働き、シェアハウスをし、生活していかなければならない。
日本の場合、普通に暮らしていれば周囲ほぼ100%は日本人だろう。
日本人共通のマナーがあり、基準があり、当たり前がある。
「日本人はこうあるべきだ」という像がある。
しかし、ダイバースな環境にいるともちろんそれは通じず、
「普通ならこうするだろ!」
「普通の人間ならお礼言うだろ!」
この「普通」はすべて日本人基準であることを痛感させられた。
そして気づいたのは、誰も他の人に期待していないということだった。
日本で育ってきた私からすると、この感覚を掴むまでかなりストレスフルな毎日であったが、ある日このことに気づいてから、とても気が楽になった。
特に日本で働いていると、無意識的に相手や同僚に期待してしまうことが多く、何か些細なことでイライラしたり、落ち込みやすいように思う。
しかし、カナダで多種多様な人間と働いていると
「まぁ文化違うししょうがないよね〜」
の考え方で片付いてしまう。
それがいつの間にか日本人にも適用されるようになり、今では他人に期待しない考え方が身についた。
そして今、おかげさまで帰国後復職してからもメンタルが安定しているように感じる。
なんとかなる精神

そして最後に、なんとかなる精神。
これはよくバックパッカーなんかも言っている言葉だが、激しく同意である。
細かく言えば、バックパッカーは主に旅の中でのなんとかなる精神を言っているだろう。
- パスポート盗まれてもなんとかなる
- 治安が悪いエリアで薬物中毒者に追っかけられてもなんとかなる
などなど
今回、私が得た知見はビシネスにおいてである。
カナダ滞在中、私はダンスイベントの企画運営を1から行った。
ダンス経験を活かし、バトルイベントを立案。
ゲストやMC、会場など全て自分でブッキングし、最終的にはシリーズ化しvol.5まで開催することができた。
しかし、第一回は大赤字で、第二回もわずかな黒字。
目的が金稼ぎではなかったものの、さすがにビジネスとして成り立っていなかった。
とはいえ、イベント自体の評判悪くなく、3回目以降から安定して集客を確保することができた。
その時は感じていなかったかもしれないが、振り返ると「なんとかなるな」と感じた。
そして、その後も何かに新しく取り組むとき、序盤の厳しい状況の中でも「なんとかなる精神」を持ち続けることができた。
最近で言うと大学病院担当になって、先生に怒られた時、心の中では
まぁ他人だから期待してもしょうがないよね〜
まぁなんとかなる〜
といった感じだ。
まとめ

といった訳で、今回は、留学を通して得た成果・学びについて書いてみた。
若干28歳、まだまだ未熟ではあるが、カナダでの2年間が私を成長させ、そして人生に彩りを与えてくれたことに間違えはない。
帰国して約4ヶ月、きっと日本で1年過ごしてみてまた感じることもあるだろう。
新たな発見を楽しみに、今後も刺激的な人生を歩んでいきたいものである。
読んでくれてありがとうございました。
それではまた。

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