今日は、MRの給与体系について紹介していきたいと思う。
他業種の方とお話すると、よくこんな質問をされる。
MRって給料いいんでしょ?
なんでそんないいの?
確かに、日本の平均年収が約400万円台であることを考えると、高い給料かもしれない。
MRは製薬会社の営業職で、業界的にも年功序列であるため、勤続年数とともに給料が上がる傾向にある。
40代で1000万円というのは事実で、実際にそういった先輩も多い。
もちろん会社によって給与体系は異なるが、
今回は、一般的なMRの給与体系の一例として、参考にしていただけると幸いだ。
基本給+職務給
まずは基本給・職務給だ。
会社によってはこれらが一緒になっていることもあるが、いわゆる最も土台となる部分である。
基本給は、勤続年数に応じて昇給、
職務給は、課長や所長になればさらに昇給
といった給料だ。
例をあげるとこんな感じだ。
(平社員)
基本給:18万円 職務給:7万円
合計:25万円
(課長)
基本給:30万円 職務給:15万円
合計:45万円
※残業代・日当などは入れていない
営業手当
続いて、営業手当。(外勤手当とも呼ばれる)
これは営業職特有の手当で、製薬会社の中でも営業職だけがもらえる手当だ。
月数万円なので、営業手当だけで年間数十万円もらえることになる。
他業種にもこういった営業手当はあるものの、MR特有の手当が次の日当だ。
日当
続いて日当。
日当とは、営業手当と少し似ているが、外勤した日にもらえる手当のことだ。
「◯時間以上外勤したら獲得できる」といったように会社によって規定は異なりるが、ほぼ毎日もらえる手当だ。
1日あたり2000-5000円くらいが一般的なので、1ヶ月で4-5万円くらいはもらえることになる。
そしてこの日当、なんと非課税だ。
経費として精算しているので、「税金など引かれずにそのまま懐に入る」ということだ。
この日当こそが、MRの強い味方であり、外勤をするモチベにもなっているわけだ。
営業手当と日当の違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、興味があればみてほしい。
住宅手当
最後に、住宅手当だ。
これは少し給料とは違った話になるかもしれないが、特徴的なので紹介しておこう。
福利厚生の一つで、住宅手当がある。
給料から家賃を天引き、または給料に上乗せといった形で様々だが、なんといっても補助が手厚いのが特徴だ。
家賃というと、生活費のかなりの割合を占めるだろう。
しかし、MRのほとんどは家賃を数万円しか払っていない。
例えば、10万円の家賃の部屋に住んでいたとしたら、
- 住宅手当 8〜9万円(会社が負担)
- 自己負担 1〜2万円(自分で負担)
といったように半額以上は会社が負担してくれることが多い。
独身なのか、家族がいるのかなどでも支給額は大きく変わってくるので、一概には言えないが、
入社後数年間の独身の期間は、住宅で困ることはないだろう
まとめ
以上、MRの給与体系についてだ。
- 基本給・職務給
- 営業手当
- 日当
- 住宅補助
繰り返しになるが、会社によって体系は異なるので、あくまで一つの例として参考にしていただけると幸いだ。
結論、MRが他業界の方からみて給料が高いと感じる秘密は、
「そもそも給料が高い、手厚い福利厚生のおかげで出ていくお金が少ない」
これに尽きるのかもしれない。
しかし給料が高い分、転勤や将来性など不安要素も多くあるのがMRだ。
人生で何を重視するのか、考えながらキャリアを歩んでいきたい。
それではまた。
コメント