前回の続き。旅の2日目について書いていこう。
今回は、ある廃墟を見く予定だ。
日本時代に使われていた製紙工場がホルムスクという場所にある。
今回の旅の最大の目的でもある、その廃墟を目指す。
ホルムスクへの行き方
ホルムスクはサハリンの西部に位置しており、ユジノサハリンスクからはバスでの移動だ。
バス停のあるユジノサハリンスク駅にはレーニン像があり、近くで見ると意外とデカい。
バス停には人がたくさんいるので場所はわかりやすい。
中に入ってチケットを買うわけだが、英語はほぼ通じない。
ホルムスク!!!!
と言いながら地図を見せるしかなかった。
これがバスのチケットだが、英語表記はほぼない。
片道350ルーブル・日本円で約500円だ。
50キロ以上の移動なので、かなり安価だろう。
右上にある番号が座席番号らしく、番号の書かれているシートに座る。
バスはなかなか汚い。
韓国の中古品らしく、ハングルが書かれている。
ホルムスクから廃墟へ
ユジノサハリンスクからおよそ1時間半、ホルムスクに到着だ。
絵に描いたような田舎町だ。
早速、廃墟を目指して歩き始める。
ホルムスクから廃墟まではおよそ2キロ、南へまっすぐ歩いていけば見えてくる。
それにしても道が広い。
日本の田舎町とはまた違う雰囲気。
人の姿は少ない。
歩いて行くと、少しずつ見えてきた。
ユジノサハリンスク出発からおよそ2時間、ついに到着。
ここが旧王子製紙工場だ。
廃墟到着
世界的に見てもここまで大きい廃墟は珍しいだろう。
廃墟に入り口などないため、写真左下の小さな穴から突入。
絵に描いたような廃墟の光景。
写真撮影開始だ。
個人的な廃墟の魅力は、当時の賑わっていた情景を妄想するところだ。
一説によればこの廃墟は火事のためこのような姿になったとか。
日本時代にここで人が働いていたのを考えると少し寂しい気持ちにもなる。
名残惜しいが、旧王子製紙工場を後にした。
全体を見てもやはりその大きさは圧巻だ。
おまけ
帰りのバスを待っている途中、海沿いの公園に立ち寄った。
釣りをしている人や、サーフィンをしている人など。
気温は10℃未満。寒そうだ。
また駅の近くでは花を売っている人もいた。
道行く人が白人だからだろうか、オシャレに見えてくる。
まとめ
今回は、ユジノサハリンスクからホルムスク、そして旧王子製紙工場までの道のりを書いてみた。
冬はマイナス15℃にもなるらしいサハリン、行くなら夏のシーズンがおすすめだろう。
また、廃墟への侵入は全てが合法なわけではない。
無断侵入することで逮捕されることもおかしくないので、廃墟に行く際は事前にネットなどで情報を調べておくことをお勧めする。
今回の旧王子製紙工場は、観光ブックにも載っているためおそらく規制は緩いだろう。
興味のある方は是非、この圧巻の廃墟を体感してほしい。
それではまた。
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