今回は、「MRの種類」について書いていきたいと思う。
ひとことに医薬品営業のMRと言っても、雇用形態や担当施設などによって、様々な種類のMRがある。
そんな様々な種類のMRについて、いろいろな角度から紹介したいと思う。
MRがどのような仕事なのかについてはこちらの記事を見てほしい。
・雇用形態別MR
まずは雇用形態別だ。
正社員MR
最もベターで数も多いのがこの正社員MR。
新卒や中途で入社し、会社の就業時間に則して労働するMRだ。
正社員ということもあり給料も高く、リストラになりにくいというのが特徴だろう。
早期退職を募集する会社も増えているものの、日本の法律上クビにするというのはなかなか難しい。
早期退職の募集が叫ばれているものの、正社員は比較的安定して高給と言えるだろう。
契約社員MR
続いて契約社員MRだ。
先程の正社員MRに対し、契約社員MRというのは派遣会社に所属しており、一時的にその製薬会社と契約を締結しMRをする形になる。
そのため派遣社員MRとも呼ばれる。
正社員MRが産休や育休などで一定期間休まなければいけない時などに、穴埋めとして入るケースが多いイメージだ。
正社員と比較すると給料は低いが、それでも一般的な営業職に比べると高給なことが多い。
実際に私も契約社員MRの方と一緒に仕事をしていたが、正社員に劣らず優秀な方が多いイメージだ。
パート・アルバイトMR
続いてパート・アルバイトMRだ。
かなり少数のようだが、時給や月給で労働するMRも存在するらしい。
アルバイトの求人サイトにもたまに見かけるが、リモートでのパートMRやアルバイトMRが増えているようだ。
会社にもよるが、時給は1500円〜程度らしく、一般的なバイトに比べると高い方と言えるだろう!
MRの経験を生かした主婦の方などにはちょうど良いのかもしれない。
・担当施設別MR
それでは次に担当施設別にみていきたいと思う。
大学病院担当MR
MRの花形とも言えるのがこの大学病院担当MRだろう。
大学病院は病床数も非常に多く、地域への波及が大きい施設になるため、会社としては超重要施設だ。
そのような超重要施設を任せられるのは、やはり仕事ができるMRになる。
今までの実績や評価で大学病院に抜擢されることが多いようだ。
超重要施設なだけあり、仕事内容も責任が大きく、施設ルールなども厳しい。
病院担当MR
続いて病院担当MRだ。
こちらも多くの場合は重要施設になるためそれなりに仕事ができるMRでなければ務まらない。
大学病院MRになる前に病院担当MRとなるケースも多いようで、エリアの主要病院を複数担当するというイメージだ。
クリニック担当MR
続いてクリニック担当MRだ。
現在クリニックだけを担当するMRはあまり多くないかもしれないが、絶滅はしていないだろう。
時短勤務のママさんMRが多い印象ではあるが、仕事しないおじさんMRも一定数いるように思える。
クリニックも重要ではあるものの、エリアの主要病院と比較すると市場性も高くない。
強いてランクづけをするならば、最も低いランクのMRになるのかもしれない。
エリア担当MR(病院・クリニック)
最後は、エリア担当MRだ。
これは「〇〇市担当」、「●●群、▲▲町担当」と言ったように市町村などのエリア内全ての施設を担当するMRだ。
病院担当が持つような主要病院から、市場性の低いクリニックまで、幅広く担当する。
病院への営業、クリニックへの営業それぞれを体験することができる。
私は新人の頃からエリア担当MRで、貴重な経験をさせてもらったと感じる。
・働き方別MR
続いては番外編だが、働き方別にみていきたいと思う。
MRの種類というよりかは、「MRにこういうやついるな」と言った感覚でみていただきたい。
激務多忙系MR
まずは激務多忙系MRだ。
これはベテランのおじさんMRに多いイメージだが、昔の営業スタイルを貫き通し、足で稼ぐタイプのMRだ。
また直行直帰が推奨されているもにも関わらず、毎日のように出社しており、いつも忙しそうだ。
営業所やエリアに一人はいるように感じる。
サボりまくりMR
続いてはサボりまくりMRだ。
これは先程の激務多忙系とは逆で、サボりまくるMRだ。
MRはほぼ個人プレイな営業スタイルなので、サボろうと思えばサボりまくれる。
これをいいことに、サボりまくるMRが一定数存在する。
いずれはこのサボりもバレるので、堅実に働くことをお勧めしたい。
うまいことやってる系MR
最後はうまくやってる系MRだ。
これはやるべきことはしっかりやりながら、サボるときはしっかりサボっているMRだ。
やるべきことというのは、会社内の報告書や説明会の回数、上司へのホウレンソウなどだ。
特に、上司へのホウレンソウ(報告・連絡・相談)を細かくすることによって、真面目に仕事をしているように見えるのだろう。
この働き方がおそらく最もストレスも少なく、職場でも居心地が悪くなりにくいと思われる。
まとめ
今回は、MRの種類について、様々な角度から紹介してみた。
一概にMRと言っても、働き方は多種多様だ。
アフターコロナの世界では、また新しいMRの種類も増えるかもしれませんが、現段階ではこんなとこだろう。
最後に、MRは医薬品の適正に使用されるため、情報を伝達する重要な仕事だ。
新薬が発売された際には、薬が患者に届くまでの重要な架け橋ともなり、大きなやりがいを感じる。
そんな仕事に誇りを持ってこれからも頑張っていこうと思う。
それではまた。
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